当院の取り組み
院内感染防止対策について
当院では、院内感染を未然に防止すること、また発生した際はその拡大を防止することを目的とした
取り組みを組織的に行っております。
➀院内感染防止対策委員会(感染対策推進チーム)による防止対策の推進・評価
②院内感染防止対策マニュアルの制定及び周知徹底
③病院内の定期的な巡回点検の実施、点検結果に基づく指導と改善活動
④院内感染発生状況の把握、アウトブレイク時の原因究明、改善策の立案・実施
⑤職員研修の開催
医療安全対策について
当院では、安心・安全な医療サービスが提供できるよう、医療事故の発生を防止するための活動を
行っています。
➀医療安全対策委員会(医療安全管理者)による事故防止対策の推進
②インシデント報告(ヒヤリハット報告)や事故報告の分析、改善策の制定・実施
③関連外部団体の事例報告の収集と伝達
④職員教育の開催
⑤標語等による日常的な啓蒙活動の実施
⑥患者様やご家族様からの医療安全に関する問い合わせについて、医療安全管理者等が相談に応じます
医療相談窓口のご案内
当院では、患者様やご家族様の治療に関するご質問、入院生活や経済的な不安、病院に対する不満など
にお答えする医療相談窓口を設置しております。
➀医療相談窓口は医療相談室に設置しています。
(受付時間)
月曜日から金曜日:午前9時から午後7時
土曜日:午前9時から午後5時
②ご相談をお聞きしたうえで、その内容に応じた部署の担当者が対応致します。
③担当者は、ご相談の内容等を関係者以外の者に漏らすことはございません。
④ご相談されたことで不利益を受けられることがないように致します。
⑤皆様からの信頼と納得が得られるよう、運営改善にも生かします。
⑥患者様サポートのためのマニュアルを作成しています。
また、週1階程度カンファレンスを開催し、評価・見直しを行っています。
個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の発行について
当院では、医療の透明化や患者への情報提供を積極的に推進して いく観点から領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書(外来・入院医療費明細書)を無料で発行することとしております。
明細書には使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されております。また、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨をお申し出ください。
機能強化加算について
当院では「かかりつけ医として」次のような取り組みを行っています
ア 患者が受診している他の医療機関及び処方されている医薬品を把握し、必要な服薬管理を行うこと。
イ 専門医師又は専門医療機関への紹介を行うこと。
ウ 健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じること。
エ 保健・福祉サービスに関する相談に応じること。
オ 診療時間外を含む、緊急時の対応方法等に係る情報提供を行うこと。
※医療機能情報提供制度(医療情報ネット)を利用してかかりつけ医機能有する医療機関を検索することができます。
医療情報取得加算について
当院は、マイナ保険証の利用や問診票等を通じて患者の診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めている医療機関(医療情報取得加算の算定医療機関)です。
国が定めた診療報酬算定要件に従い、下記のとおり診療報酬点数を算定いたします。
区分 | マイナ保険証利用(情報取得加算) | 診療点数 |
---|---|---|
初診 | する | 1点 |
しない | 3点 | |
再診 | する | 1点 |
しない | 2点 |
※正確な情報を取得・活用する為、マイナ保険証によるオンライン資格確認等の利用にご理解ご協力をお願いします。
協力対象施設入所者入院加算について
介護保険施設等に協力医療機関として定められており、当該介護保険施設等において療養を行っている患者の病状の急変等に対応すること及び協力医療機関として定められている介護保険施設等の名称は以下の通りです。
- 特別養護老人ホーム 紀三井寺苑
- 地域密着型特別養護老人ホーム ほほえみ
- 紀三井寺苑 グループホーム
- 特別養護老人ホーム ほうらい苑
- 小規模多機能型居宅介護 紀楽
一般名処方について
当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。
現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。当院では、後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方、一般的な名称により処方箋を発行することを行う場合があります。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。
一般名処方について、ご不明な点などがありましたら医師もしくは薬剤師までご相談ください。ご理解ご協力の程宜しくお願い致します。
※一般名処方とはお薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方箋に記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が提供しやすくなります。
後発医薬品の使用について
当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の供給に向けた取り組みを実施しています。
- 当院では、医薬品の供給不足等が発生した場合に治療計画等の見直し等、適切な対応ができる体制を整備しております、
- 医薬品の供給状況によっては、患者さんへ投与する薬剤が変更となる可能性がございます。その際には。患者さんに十分にご説明を致します。
- ご不明な点やご心配なことなどがありましたら医師もしくは薬剤師までご相談ください。ご理解ご協力の程宜しくお願い致します。
バイオ後続品(バイオシミラー)の使用促進について
当院では、バイオ後続品を積極的に使用しております。バイオ後続品は、先行バイオ医薬品と品質がほとんど同じで、同じ効果と安全性が確認された薬剤です。(例:インスリンアスパルト、インフリキシマブ 等)
バイオ後続品を使用することによって、患者さんの薬にかかる経済的負担が軽くなります。当院ではバイオ後続品を使用することがありますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。ご不明な点がございましたら、主治医または薬剤師にお尋ねください。
情報通信機器を用いた診療について
当院では初診でのオンライン診療(向精神薬の処方を含む)は行っておりません。
症状が安定している方を対象に情報通信機器を用いた診療(オンライン診療)を実施しております。オンライン診療の実施にあたっては、医師が医学的な観点からオンライン診療の実施の可否を判断します。ご希望の方は診察時に医師にご相談ください。
オンライン診療を実施する場合は、クリニクスのインストールと医師が提示した再診コードの入力、アプリへのクレジットカードの登録をお願いします。また、診療費とは別に通信料(内科:600円、小児科:300円(税込))をご負担いただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
栄養サポートチームによる診療について
当院では、栄養状態の悪い患者様に対して、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士など、さまざまな職種のメンバーにより、適切な栄養管理を行い、全身状態の改善に取り組んでいます。
外来腫瘍化学療法診療料1について
当院では、外来で抗がん剤治療を受ける患者様が、安心・安全に治療を継続するために、以下の体制を整備しています。
- 医師、看護師を院内に常時配置し、患者様からの電話等による緊急の相談に24時間対応できる連絡体制を整備しています。
- 緊急時に患者様が入院できる体制を確保しています。
- 化学療法のレジメン(治療内容)の妥当性を評価し、承認する委員会を定期開催しています。この委員会は、化学療法に携わる各診療科の医師、業務に携わる看護師、薬剤師、管理栄養士、事務員で構成されています。
<連携医療機関について>
当院では、下記の医療機関との連携の上、がん薬物療法を行っております。
・日赤和歌山医療センター
・和歌山県立医科大学附属病院
<緊急時の対応について>
治療期間中、大きな体調の変化が起きた場合には、当院までご連絡をお願いいたします。
病院の代表番号 073-444-1600 にお電話をかけていただきますと、下記についてお尋ねしますので、可能な範囲でご説明下さい。
・お名前、当院ID番号
・治療中の病名
・当院主治医名
・現在行っている治療の内容
・現在の状態、気になる症状
担当看護師が状況を把握し、対応を指示させていただきます。
<当院で施行可能な化学療法レジメン一覧> 2024年6月1日 (随時更新いたします)
■大腸癌
Bmab+Cape
Bmab+CapeOX
Bmab+FOLFIRI
Bmab+TAS-102
Bmab+mFOLFOX6
CapeOX
FOLFILI
Pmab+FOLFIRI
Pmab+FOLFOX6
Rmab+FOLFIRI
mFOLFOX6
■膵臓癌
GEM
GEM+nab-PTX
■胃癌
SOX+Tmab
weeklyPTX
■乳癌
weekly HER
weekly PTX
weekly nabPTX
triweekly HER
FEC
EC
TC
GEM
VNR
ERI
bev+PTX
bev+ゼローダ
DOC+HER+PER
T-DM1
ddEC⇒ddPTX
がん性疼痛緩和指導料について
当院では、内服薬と注射薬を中心としてがん性疼痛の症状緩和を行っています。
生活習慣病管理料について
患者様には、血圧や体重等の個々に応じた目標設定のほか、食事、運動に関する指導、検査結果等を記載した『療養計画書』を患者様の同意のもと作成し、より実効性のある疾患管理を行ってまいります。
初回時に『療養計画書』への患者様の署名をいただく必要がございますので、ご理解・ご協力の程、宜しくお願い致します。
また、患者様の状態に応じ、医師の判断のもと、リフィル処方や28日以上の長期の投薬を行う場合がございます。
一部負担金がこれまでと変更になる場合がございますので、ご了承ください。
コンタクトレンズ検査料等について
〇初診料及び再診料
初診料 291点
外来診療料 75点
〇算定するコンタクトレンズ検査料の区分の点数
コンタクトレンズ検査料1 200点
〇コンタクトレンズ診療を行っている医師の氏名及び眼科診療経験
医師の氏名 |
眼科診療経験 |
二出川 裕香 |
14年 |
療養・就労両立支援指導料の注3に規定する相談支援加算について
<治療と仕事の両立支援について>
がんなどの病気で長期の治療や療養が必要となる場合、仕事を続ける上で様々な問題が発生する場合があります。当院には両立支援コーディネーターが在籍しており、和歌山産業保健支援センターとの連携の上、治療と仕事の両立を支援させていただきます。お気軽にご相談下さい。
・両立支援コーディネーターによるカウンセリング及び患者・医療機関・事業所の調整支援
・主治医による「主治医意見書」の発行
・和歌山産業保健総合支援センターとの連携により支援強化を図ります。
禁煙治療の実施について
当院では、呼吸器系疾患等の予防や快適な院内環境を保持する観点から、病院の敷地内を全面禁煙とし、禁煙治療を保険診療(ニコチン依存症管理料)として実施しています。