メッセージ
医療法人曙会は初代理事長である遠藤香苗が、昭和30年に和歌浦診療所を開設したことに始まり、翌年には病院開設、昭和44年には和歌浦中央病院に改称し、長年にわたりこの地で医療の提供を行ってまいりました。
また地域の皆様の生活を支えるために平成元年に介護老人保健施設「和歌川苑」、平成28年にサービス付き高齢者向け住宅「あけぼの」を開設いたしました。
また、法人内に訪問看護ステーション「コスモス」、居宅介護支援事業所「たんぽぽ」を有し、地域の皆様の健康をお守りし、住み慣れた地域で豊かに過ごせるよう医療・介護・福祉の提供を行ってまいりました。
現代社会はVUCA時代(「Volatility:変動性」、「Uncertainty:不確実性」、「Complexity:複雑性」、「Ambiguity:曖昧性」)と呼ばれます。医療業界も例外ではありません。
日本においては人口減少、少子高齢化が進んでいます。それに伴い、疾病構造の変化や生活習慣病、他疾患併存状態である高齢者が増加し、医療・介護・福祉を取り巻く環境は大きく変化しています。
そんな時代の中で我々がなすべき事は非常に多く、むしろ時代は我々のような「高齢化社会に対応できる地域コミュニティーに根差した法人」を必要としていると感じております。
不透明な時代の中で、変わらぬ使命を全うしつづける。
そのために我々の持つ機能を生かしながら、法人間の連携、時には近隣基幹病院、地域コミュニティーと連携を取り、引き続き医療・介護・福祉の切れ目ないサービスの提供に努めてまいります。
「地域の皆様から『親しまれ・信頼され・選んでいただける法人』を目指す」この法人の理念の実現のため、地域の皆様からそして職員からも選ばれる法人を目指し、職員一丸となり「志をひとつ」に努力し続ける所存です。
医療法人曙会 理事長
和歌浦中央病院 院長 遠藤 仁