輸血を拒否される患者様に関する当院の基本方針
2025.7.11
輸血を拒否される患者様に関する当院の基本方針
当院では、輸血を希望されない患者様に対し、「相対的無輸血」の方針に基づいて対応いたします。
*輸血を行わないためにできる限りの努力をいたしますが、生命の危険が及び、輸血を行うことによって死亡が回避できる可能性があると判断した場合、「相対的無輸血」の方針に基づき、輸血を行います。
この場合、輸血同意書がなくても輸血を行います。
*宗教上の理由等で提示される「免責証書」など、「絶対的無輸血」に同意する文書には署名いたしません。
*以上の方針は、患者様の意識の有無、成年と未成年の別関わらず適用いたします。
*患者様およびご家族に輸血の同意が得られず、「絶対的無輸血」を希望される場合は当院における治療は困難であること説明のうえ、転院をお勧めします。
「相対的無輸血」
患者様の意思を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが、「輸血以外に救命手段がない」事態に至った時は、輸血を行うという立場・考え方です。
「絶対的無輸血」
患者様の意思を尊重し、例えいかなる事態になっても輸血をしないという立場・考え方です。
和歌浦中央病院